お薬漬けのdiary

薬剤師によるブログ。在宅医療メインで薬剤師してます。いろいろなことに興味があり、特にビジネスの側面からのお話が多いかも?

センノサイドEMEC 溶ける下剤 #ジェネリック #薬剤師 #調剤 #在宅医療

どももー。
今日は、お薬の実験です。
 
さて、今回ご紹介するのは溶ける下剤、センノサイド細粒EMECです。
 

動画:センノサイド細粒溶ける下剤

↑こちら溶ける様子をUPしました。
 
 
さてさて、下剤といえばかなり使ってうる方が多いお薬ではないでしょうか?
 
血圧が正常でも、血糖が正常でも、生活週間が正しくても便秘がちの人って結構多いと思います。
特に一般的には便秘は女性の病気と言われ、割と下剤といえば女性を対象にしたコマーシャルなんかも多い。
(男性はむしろ下す方が多い)
 
 
さてさて、
現代では当たり前のように市場出回っている下剤ですが、医療用の下剤も様々あります。
 
緩下剤と言われる便を柔らかくする薬、
生薬由来の下剤(センナ、ダイオウなど)、
漢方だってあります。
 
そんな中で、センナを主成分とする薬についてが、今日の話題です。
 
 
▼なぜ、今まで無かった?溶けるプルゼニド
 
もう冒頭の動画はご覧のなられましたか?
(1分足らずで崩壊する動画です)
 
在宅医療をしてますと、元来の剤型ではうまくいかないことがしばしばあります。
 
錠剤が飲めない場合、粉砕などをして粉状にして提供するのですが、
そもそも粉上にすることで問題が出るケース(粉砕することで効果がなくなる、劣化が早まる)だったり、粉状の製剤もないことなどが出てきます。
 
また、
粉状であってもうまくいかないこともあります。
その多くは嚥下困難や胃瘻などの、固形物が適さないケース。
 
完全にとは言わなくとも、ほぼ溶けている状態でなくては詰まりや誤嚥を起こすこともあります。
 
 
こういったことは、ほとんどドクターやナースの知識はなく薬剤師の力が問われることになります。
 
 
プルゼニドという下剤も、なかなか粉砕しても溶けにくく、粉砕機や分包機に着色するなどとても粉砕には不向きな製剤でした。また、同系統のアローゼンも溶け方は良くありません。
 
 
がしかし、
冒頭に紹介した薬剤はプルゼニドジェネリックであり、よく溶ける粉状の薬品になります。
粉砕の手間もなく分包機も汚すことはありません。
患者さんにも薬局にもメリットが多い薬剤なのです。
 
これは、プルゼニドの粉砕処方の時は是非変更して行きたい薬剤ですね。
 
いかがでしたでしょうか?
今後も有用な情報をアウトプットしてゆきますので、よろしくお願いします。
 
 
 
 
 
 
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