お薬漬けのdiary

薬剤師によるブログ。在宅医療メインで薬剤師してます。いろいろなことに興味があり、特にビジネスの側面からのお話が多いかも?

【薬局経営を考える】薬剤師の時給を書いてみた

どもども~。

いきなりですけど、
薬局のトップに対して管理薬剤師と薬局長と開設者と店長て言葉を区別して使っていますか?

たとえば、
これを読んでいる調剤薬局の薬剤師さんがいたとして、
あなたはどれに該当するでしょうか?

▼株式会社と保険調剤薬局
さて、
調剤薬局というのがたくさんあるということには過去に触れました。
薬局の置かれている状況について
それに伴って調剤薬局を経営する会社がたくさん存在します。

自営でやられる方もいれば株式会社として存在するものもあります。
(現在有限会社は設立できなくなりました。)

そうなんです。
調剤薬局をやる以上、その会社の設立者は経営も行っていかなければなりません。

しかし、
薬剤師を志したみなさんがいきなり経営のことを言われても解らないのも当たり前です。
たとえば世の中の薬剤師さんが薬の専門家であるならば、社長は経営の専門家ということになります。
薬剤師が薬学部で学んできたのならば、経営者には経営学部というものが存在します。

自営業だとしてもそうですが、
株式会社で調剤薬局を大きくしていくのであれば両方について指揮をとれなくてはならないのです。

薬剤師であり経営者でなくてはなりません。

▼全員経営参加型アメーバ
ところで、少し前に読んでいた本があります。



アメーバ経営 (日経ビジネス人文庫)

かの有名な京セラの稲盛元社長の本です。JAL再建の話は有名ですね。

稲盛氏もこの本で触れていますが、
経営者と現場を同時にこなしていたことがありますが、会社を大きくしていくにつれて大きな壁に何度もぶつかっていきました。

その時に経営者の気持ちを分かち合う仲間が欲しいと訴え、
そしてそれを一つのカタチにしたのがアメーバ経営です。


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▼薬剤師の時給を書いてみた

ここで最初の質問に返ります。
薬局に存在するトップは薬局の経営状況を知らなければ、
自身の薬局の舵切りができません。

もうすこし厳密にいうと、
今後の動向や環境が解っていても、自身がやりたいこと目指すものがあっても
舵切りの調節やどのくらい傾ければいいのか判断ができないのです。

さらにいうと、
情熱や熱意だけではスタッフは動かせません。

スタッフになぜ今、これなのかを理解してもらうためには根拠が必要です。


日々やらなければいけないことに追われる毎日ではありますが、
自分が現在どんなスピードで進んでいるのかを計るために時給を書きました。
それは、もらっている金額ではなく会社が支給している金額です。

そうすることで、自分がした行為がどれくらいであるか、
それに対してどれだけの影響があったか振り返ることができ適正なバランスをはかることが可能です。


毎日、これを目にして足元を確認しながら理想の医療へ向かっていきたいと思います。