お薬漬けのdiary

薬剤師によるブログ。在宅医療メインで薬剤師してます。いろいろなことに興味があり、特にビジネスの側面からのお話が多いかも?

認定薬剤師制度( #緩和薬物療法認定薬剤 )健忘禄

と、いうことで健忘禄として、「一般社団法人 日本緩和医療薬学会認定緩和薬物療法認定薬剤師」の募集と認定制度について調べたものを書いておきます。

The road to 緩和薬物療法薬剤師 を考えたときに。。。

 

日本緩和医療薬学会のページはこっちから↓ 

最新募集要項|認定薬剤師制度|日本緩和医療薬学会

では、以下、出願資格や募集要項を見ていきましょう。

 

募集要項

1.募集人員

200名程度

2.出願資格

和薬物療法認定薬剤師認定試験を受験する者は、次の各項の条件をすべて 満たす必要がある。

  1. 日本国の薬剤師免許を有し、薬剤師として優れた見識を備えていること
  2. 申請時において、薬剤師としての実務歴を5年以上有する日本緩和医療薬学会(以下、本学会)の会員であること。
  3. 申請時において、薬剤師認定制度認証機構により認証された生涯研修認定制度による認定薬剤師、日本病院薬剤師会生涯研修履修認定薬剤師、あるいは日本医療薬学会認定薬剤師のいずれかであること。
  4. 申請時において、引き続いて3年以上、緩和ケアチームまたは緩和ケア病棟を有している病院、診療所等のいずれかの施設において緩和ケアに従事している薬剤師であること(所属長の証明が必要)、あるいは申請時において、引き続いて3年以上、麻薬小売業者免許を取得し、かつ、がん診療を行っている在宅療養支援診療所等の医療機関と連携する保険薬局等に勤務し、緩和ケアに従事していること(依頼する医師および薬局開設者の証明が必要)。
  5. 過去5年以内に、認定対象となる講習等を所定の単位(計100単位、毎年20単位)以上履修していること。過去5年以内に、がん疼痛緩和と医療用麻薬の適正使用推進のための講習会(厚生労働省、麻薬・覚せい剤乱用防止センター等主催)に1回以上参加していること。
  6. 薬剤師として実務に従事している期間中に、本学会年会あるいは別に規定する学術集会において緩和ケア領域に関する学会発表を2回以上(少なくとも1回は発表者)行っていること。
  7. 病院等に勤務する薬剤師は緩和ケア領域薬剤管理指導の実績について本学会所定の様式に従い30症例以上提示できること。保険薬局に勤務する薬剤師は緩和ケア領域服薬指導等の実績について本学会所定の様式に従い15症例以上提示できること。
  8. 所属長(病院長あるいは施設長等)または保険薬局においては開設者の推薦があること。
  9. 上記 ⅰ~ⅷのすべてを満たした者は本学会が行う緩和薬物療法認定薬剤師認定試験を受験できる。
  10. 認定試験に合格した者は認定の申請を行うことができる。

 出願資格についてをしっかり押さえておかないと、いざ出願の時にできない!となりそうなので、出願資格を念頭に受験の準備を進めるのがよさそうです。

 当たり前のことですが、薬剤師資格を持っている。そして、認定薬剤師を持ってなくてはいけません(自分、更新してないかも・・・)そして、一般社団法人 日本緩和医療薬学会認定緩和薬物療法認定薬剤師」の会員であること。その他、様々な条件が必要です。

では、わたくしのような調剤薬局勤務薬剤師が出願資格を得るのには?

  1. 薬剤師として5年以上勤務する
  2. その間に、薬剤師としての優れた見識を備えるよう努めます。
  3. その間に、薬剤師認定制度認証機構により認証された生涯研修認定制度による認定薬剤師をとっておきます。(1年で取れるレベル)
  4. その間に、麻薬小売業免許を取得している調剤薬局で、がん診療を行っている在宅療養支援診療所等の医療機関と連携し、緩和ケアに従事をする。(申請時に3年以上経験)このとき、診療所と開設者からその証明をもらいます。保険薬局においては開設者の推薦も必要なので注意です。
  5. その間に、認定対象となる講習等を計100単位、毎年20単位、以上履修し、がん疼痛緩和と医療用麻薬の適正使用推進のための講習会(厚生労働省、麻薬・覚せい剤乱用防止センター等主催)に1回以上参加します。(申請時から5年以内に)
  6. その間に、薬剤師として実務に従事している期間中に、本学会年会あるいは別に規定する学術集会において緩和ケア領域に関する学会発表を2回以上(少なくとも1回は発表者)行います。
  7. その間に、保険薬局に勤務する薬剤師は緩和ケア領域服薬指導等の実績について本学会所定の様式に従い15症例以上提示できるように準備しましょう。

以上の、準備ができてようやく出願資格を得ることができるのです。

最短でも、(4)の条件があるため資格獲得を意識してから3年。運よく(4)の条件が満たされていれば、急いで、一般社団法人 日本緩和医療薬学会認定緩和薬物療法認定薬剤師」の会員になって学会発表と服薬指導の事例報告をまとめるようにしましょう!!

 

その他の申請のための健忘禄

3.申請書類

申請はすべてホームページ上からのWeb登録システムで行います。
様式5の症例報告書については見本PDFファイル(病院薬局)および「様式5(症例報告書)練習用フォーマット(Xlsファイル)」をご用意いたしました。
シートが3つに分かれていますので、病院薬剤師の方は「報告書情報入力【病院】」を、保険薬局薬剤師の方は「報告書情報入力【薬局】」をお選びください。どちらも本フォーマットとほぼ同じ様式です。
※ファイルが開けない場合(マクロが正常稼動しない場合)は手順方法(PDFファイル)をお読みください。
※症例報告書の書き方については、薬剤管理指導症例報告書作成のための手引き(PDFファイル)にも詳しく記載されています。

その他の様式につきましては下記よりダウンロードが可能ですが、実際の申請はペー ジが開設されるまでしばらくお待ちください。

◇様式(平成26年度 第6回試験用)
※以下よりダウンロードできます。(Word,Excelファイル)

4.出願方法

5.出願期間

6.受験者選考について

受験者選考を行います。下記の点にご注意ください。

  • 申請書類は正確かつ適切にご記入ください。
  • 症例報告書についても審査いたします。記載内容が適切さを欠いたり、他の応募者と類似する内容、誤りの多い記載および正当性の欠ける内容の場合は、受験を認めない場合があります。
  • 書類不備のある方、推薦状のない方などは受験できません。
  • 締め切り期日までに平成26年度までの年会費が未納の方は受験できません。
  • 受験許可されたにも関わらず、無断で当日欠席された場合は受験許可は無効になります。翌年度以降の受験には新規申請と同様の手続きが必要となります。

7.試験料

8.審査方法

書類選考と試験にて行われます。
試験問題は「緩和医療薬学」(株式会社南江堂)、「臨床緩和医療薬学(真興交易株式会社医書出版部発行)」、「緩和薬物療法認定薬剤師のための緩和医療実践問題集(株式会社じほう)」とがん緩和ケアに関するマニュアル(厚生労働省日本医師会監修)などの内容を基準にマルチプルチョイス方式で出題されます(約40問)。

もちろん申請ができても試験に受からなければ、認定は取れませんのであしからず。。。

医師の治療方針なども熟知していると、なお頼られる存在としてアドバイスができそうですね!

追求すればキリがないですが、一つの段階と区切るためにも挑戦し甲斐がありそうです!!