薬剤師のお仕事 #薬剤師 #調剤薬局
薬剤師のイメージといえば、
・ドラックストアで薬の販売をしている
・院外処方箋を受け付けて薬を作っている(ただ棚から出している)
・病院で話したことをもう一度聞いてくる、めんどくさい
・まじめそうww
最後のはちょっと狙ってますが、
大体そんなところでしょうか?
はたして、高給取りといわれている薬剤師の仕事。。。
こんなもんなの?って感じですよね。
実際は、
そんな薬剤師が少なくないのも事実です。
もちろん、それぞれは必要なことで欠いてはいけないことですが、それだけではやはり高給取りとしては認められ難いでしょう。
(高給取りなんかじゃない。と、おっしゃられる先生方もいらっしゃるとは思いますが、やはり一般的な同世代の給料平均をみれば少なからずとも下回ることはないはず)
さて、
世の中には色々な高給とりの方々がいます。
その方々にほとんど共有されるのが、お客様が必要とすることに対して、提供できる希少な存在ということでしょうか?(もしくは会社に中で希少な存在ということで、お客様にとって希少な存在である)
この、必要とする事が大きい・多いほど、提供側の希少価値は高くなってゆきます。
しかし、
薬剤師はどうでしょうか??
今の現状で、
本当に患者さんの求めに対して対応しきれていますか?
見て見ぬ振りしてきた求めはなかったでしょうか??
▼国民皆保険制度は誰のもの??薬局の約束された利益。
国民皆保険制度は、国民みんなが公的医療保険に加入する制度で、
これによって米国では、約6人に1人、4500万人が無保険のところ、日本では保険を受けれないことは原則ありません。
これは世界に誇れる制度でありこれによってお金がないことにより適正な医療を受けれない状態がないようにされています。
そう、これは国民のための制度なのです。
ですが、
私が薬剤師になってから見えてきたのは、取りっぱぐれのない(必ず国から支払いがある)状況で必要最低限のことしかしない薬剤師が多いこと。
最悪な状況ですと、ばれなければと必要なことすらしない。
さらに、自己研鑽の衰退を加速させているのが院外処方の制度。
この制度を推進したことで、クリニックの前に薬局を立てることでほぼ処方箋が流れてきますから、もはや立地さえ確保すれば経営安泰も約束されます。
制度上、患者さんが処方箋を持って行く先について選択の自由はありますが、特別なことがない限りほとんどの患者さんは目の前にある薬局を目指します。
ですので、
立地が約束された薬局で薬剤師は特別な努力はしなくてもある程度の稼ぎは約束されているのです。
▼次世代の薬局。生き残るための手段。
しかし、
前述のような薬局の"美味しい??"状況は徐々に崩れ始めてきました。
まずは、
立地争いで利益が確保されるような経営はレッドオーシャン化してきたということ。
また、
現在の不景気の影響でしょうか?院外処方を取りやめてしまう病院も出てきました。
せっかく高い家賃や土地代を用意して作った薬局が上記の理由で院外処方を受けれなくなる。
そういう状況が実際に出てきました。
また、診療報酬の改定などで収益はどんどん落ち込む調剤薬局は経営力がないと継続してゆくことができません。
その中で保険調剤薬局はどのように生きいていくべきかは次回。